
本当はただ、久しぶりにお気に入りのお店へラーメンを食べにいっただけだったのだ(笑)。ダウンコートを着て出かけたけれど、味噌ラーメンを食べ終わる頃にはコートなんていらないくらいのポカポカ陽気!相方Yamaちゃんが「釣りでも行く?」って言ったのはたぶん半分冗談だったと思う。でも昔からその冗談は私に通用しないってこと忘れてたでしょ?
「ここからだったらFish On!王禅寺がすぐ近くじゃ〜ん。よし行こう。すぐ行こう。」
目が点になっているYamaちゃんを気にせずナビ役に徹する私。そこ左〜。次を右ね〜。かつての地元なので超方向音痴の私だが迷う事は無い。アっと言う間に到着。日曜日とあって予想通りの混雑状況だった。(後で知ったのだが、この日はサクラマスの放流日だったのだ)でも、ちょっとルアーを投げられればそれでいいんだ〜って気持ちでいた。そう、最初はね。

以前のあたりカラーのスプーンをクラブハウスで購入。ナチュラル系(カラシ/モスグリーン/つや消しブラックなど)と金オレンジだ。虫系ルアーは高いからとりあえずパス。タックル2人分とランディングネット(すくい網)のレンタル料、スプーンの購入代金あわせてなんと一万円オーバー!う〜、手ぶらだとこんなにかかるのか・・・まあ、たまにはいっか。
今から(14時くらい)3時間だからばっちり夕間詰め狙いだもん、前回と状況はほぼ一緒でしょう、とたかをくくっていたのだが、激混み管理釣り場はそんなに甘いものではなかった。そして私は自分の腕前を過信していた。隣の人との距離は3〜4m程度。それなら船釣りとなんら変わらないとお思いかもしれないが、問題は円形の池で全員が中心を向いてルアーを投げている事。当然、自分が投げるべきゾーンはかなりのピンポイントになってしまう。イコール・・・ヘタクソは周りに迷惑かける。

最初は遠慮がちに近場に投げて練習していたが、だんだん欲が出てきて遠投を試みる。すると・・・絡む。Yamaちゃんとおまつりするならいいのだが、なぜか両隣のお客さんと絡む。絡む度にドキドキ。フォームが悪くて20〜30センチ右とか左とかにずれてしまう。・・・・っておおおお〜い!久しぶりにルアー投げてる病人にはこの状況ってタイトすぎるぞ!とツッコミを入れたくても入れるものが見当たらず、その焦燥感をルアーに投入。そしてバッククラッシュ。もう、本当にとほほな状況だった。そんな私のイライラをくみとり、ラインがぐちゃぐちゃになっているタックルをそっと自分のものと交換してくれるいつも平常心なYamaちゃん。神様はよく見ていて、こういう人には釣らせてくれる。彼はちゃっかりニジマスをキャッチしていた。

もう、かっこつけて投げる事をやめた。(いや、最初からかっこなどついていない。)初心に返り、剣道の面!のごとく頭上からまっすぐにロッドを振り下ろす。すると真っ正面にルアーが着水。しかもけっこう距離が出た。そこからひたすら面!面!面!である。キャストに自信がついたので、いろいろ試してみる。ハイスピード、ミドル、スロー、ルアーチェンジ、トップ狙い、底狙い、中層狙い・・・少ない引き出しを全部ひっくりかえして投げまくる。しかし釣れない。なぜなら周りが上手すぎるから。そしてどうやら我々の手持ちのスプーンは今日の状況にあまりマッチしていないようだ。それに気付いてはいたが、これ以上の出費をして完全ボウズで終わったときの方がもっと痛い・・・と思ってしまい、買い足しすることを躊躇していた。 ふと、ひとつ試していない方法をやっと思い出した。「デッドスロー」である。

これだけ一日中攻めまくられている管釣りで、しかもさっきから投げているスプーンで通用するのか分からなかったがダメでもともと!出来る限り遠投して少々待ち。底付近から少し浮き上がった感じをイメージしてゆっくりゆ〜っくりリールを巻く。すると・・・ガツっ!きたきた!来ましたよ〜!!!小さめながらニジマス君をキャッチ。写真を撮ろうと寄せたのがだバーブレスフックをサクッと外して彼はお帰りになってしまった。そろそろ夕暮れ。ナチュラル系スプーン&デッドスローの時間到来!(って私が勝手に思っているだけですが・・・)
7センチくらいかかとのあるショートブーツをはいていた私は、せっかくのチャンスタイムに足の疲労がでてきた。これは加齢に伴う体力低下ではなく、適切な靴をはかずにいたことと病み上がりであることが原因だと思われる・・・と堅苦しく言い訳しておこう(笑)。他にもピンヒールのロングブーツやパンプスでチャレンジしているかわいいお嬢様方もいたけど、彼女たちはちゃんと釣れたかな?思いつき釣行する女性のために、無料でスニーカーとか貸し出してくれると良いのにな。ってずうずうしい?

さて、正確には何匹くらいキャッチしたと言っていいのだろうか・・・5〜6ヒットはしたのだが、すべてオート(?)リリース。証拠写真はありません。でも、釣ったという感覚は十分に味わってきましたよ〜ん。管理釣り場で5〜6ヒットじゃ物足りない!って私が怒りだすんじゃないかとYamaちゃんはちょっとヒヤヒヤしていたようだが、上手い具合に肉体的に疲労したので3時間キッカリで撤収した。
